2013年11月13日水曜日

スローバラード



戸田誠司 - スローバラード

ビデオのみた。

このミュージックビデオは、戸田誠司さんがソロの2枚目を
リリースしたときにそのアルバム「there she goes」 に収録
されたカバー曲「スローバラード」のもの。つくったのは関西弁を
はなすタナカカツキさん。

「スローバラード」と言うと、オリジナルのRCがやってた曲の
なかでも「トランジスタラジオ」 と並んでいちばん好きな曲
だ。(りょうほうともラジオつーう、当時のライフスタイルが登場
してるんだ・・・)

なんつーか古臭い、オリジナルのインパクトが自分にとっては
圧倒的なのだ。

ひさしぶりに聞いても、いつものことながら、
オリジナルのもつ哀愁がひたひたと波打って押し寄せてくる。
圧倒的なのだ。

昨日はクルマの中で寝た
あの娘と手をつないで
市営グランドの駐車場 OH
二人で毛布にくるまって

カーラジオからスローバラード
夜露が窓をつつんで
悪い予感のかけらもないさ
あの娘のねごとを聞いたよ
ほんとさ 確かに聞いたんだ

カーラジオからスローバラード
夜露が窓をつつんで
悪い予感のかけらもないさ
ぼくら夢を見たのさ
とってもよく似た夢を

(作詞:忌野清志郎)


これまでに、毛布にくるまってクルマの中で寝たことが一度あった。

確か10年くらい前の河口湖マラソンのときだ。

ど深夜に中央高速で車を飛ばして、すげえ寒かった河口湖の

駐車場で朝まで毛布にくるまってブルブル待ってた。

この曲を聞くとそんなことを思い出した。

てな私的なことをのぞけば、

この曲が持つ刹那さは。

もしも、
「クルマ」
「駐車場」
「カーラジオ」
「二人で毛布にくるまって」
って状況に由来するんだとしたら

やっぱ
いまどきではあり得ないタイプの刹那さなんだろう。

 だったら、イマドキの刹那さって何?

って逆に訊かれても困るんだけど。

いまどきではなくて。

むしろ、
「昭和」の風景ぽい、ある種の共時性を必要としてる
刹那さのような気がしてならない。

ただ。
この曲がでた当時としては、陳腐なシーンなわけなくて
当時としては新しい生き様を与えるつーか、「なにげにかっこ
良いかも」的な、憧れを与える作品だったんだろうと
思う。

時代的なズレがあるものの、新しいテクノロジーとライフ
スタイルの変化に敏感な戸田誠司さんとこの曲は
そこがシンクロしている・・・・かも。





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