2011年6月5日日曜日

姦られつちまつた悲しみに

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2ヶ月ぶりに、ひさしぶりにブログを書いてみた。と、懲りずに書き出してみたけど。
もう少し早いタイミングで書くつもりだったのに・・・。

実は先々週に、ネットまわりで大きな事件がありました。というのも、
自分のホームページのいくつかが何者かに姦られて改竄されてしまった
からです。実際、データベースがざっくり改竄され文字化けの憂き目に
遭いました。というか悪意のある攻撃で実に悪意のあるスクリプトコードを
埋め込まれてました、実際のところ。去年あたりにモーレツに流行ってた
ウエッブ改竄を他人事のように思ってたけど、今になって、自分にまで被害が
及びました。そして関係しているみなさんに大きな迷惑をかけてしまった。
たいへん失礼しました。すいませんでした。ご迷惑をおかけしました。

中原中也 - 汚れつちまった悲しみに (山羊の歌)

汚れつちまつた悲しみに
今日も小雪の降りかかる
汚れつちまつた悲しみに
今日も風さへ吹きすぎる

汚れつちまつた悲しみは
たとへば狐の皮裘(かはごろも)
汚れつちまつた悲しみは
小雪のかかつてちぢこまる

汚れつちまつた悲しみは
なにのぞむなくねがふなく
汚れつちまつた悲しみは
倦怠のうちに死を夢む

汚れつちまつた悲しみに
いたいたしくも怖気づき
汚れつちまつた悲しみに
なすところなく日は暮れる・・・・・

幸い、個人情報関係はデータベースに載っけてなくて良かったけれども。
んなことより、やっぱ。およそ3年ぶりに、悪意のある攻撃の怖ろしさを
まざまざと実感しました。

んなことより、やっぱ。たいへん失礼しました。すいませんでした。
ご迷惑をおかけしました。

■今日のヘビーローテンション Grimes - Crystal Ball




はなしはかわって、夏ライブ企画のお知らせ!

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ビッグフィッシュライブ vol.10 @新世界 夏に開催
http://yamamiya.wordpress.com/
http://www.facebook.com/bigfishlive

こんどのビッグフィッシュライブは、日本のエレクトロミュージシャン、
Omodaka と テキサスからやってきたエレクトロポップ・ユニット、
fizzy dino pop を迎えた対バンライブ。

ビッグフィッシュライブ vol.10 @新世界
出演: Omodaka http://www.fareastrecording.com/
fizzy dino pop http://www.fizzydinopop.com/
日時: 2011.8.7 (Sunday)
開場: 18:00
開演: 19:00
会場: 音楽実験室 新世界 03-5772-6767
http://shinsekai9.jp/
〒106-0031 港区西麻布1-8-4 三保硝子B1
(最寄り駅:日比谷線六本木駅2番出口)
前売り料金: 2500円+ドリンク代 当日料金: 3000円+ドリンク代
問い合わせ: 音楽実験室 新世界 03-5772-6767


Omodaka
Omodaka
http://www.facebook.com/pages/Omodaka/103512103050285
エレクトロミュージシャン、寺田創一が音楽とモーション・グラフィックスの
突然変異的融合を試行錯誤してきた企画、OMODAKA。寺田創一自身、1997年頃
からドラマやゲームソフトのサウンドトラックの制作などを通して映像や動画に
対して数多くの作曲をするようになり、その影響で作曲と同時に映像的な
アプローチを試行錯誤するようになりました。色々な映像作家とコラボした
ミュージックビデオをYouTube で発表しています。


fizzy dino pop
fizzy dino pop
http://www.facebook.com/pages/fizzy-dino-pop/44142113181
テキサス出身のエブリー=アレンプロデュースによるエレクトリックユニット。
京都出身のボーカリスト、 橋本ユリアを迎え活動中。Perfumeやcapsuleのサウ
ンドをプロデュースしている中田ヤスタカの影響をビビッドに受け、鮮烈な
シンセ・ポップソングを同時代にアピール。フューチャリスティックな
シンセサウンドとエレクトロダンスのビートに橋本ユリアの柔らかい歌声が
重なり、先鋭的でありつつも親しみやすく明るいサウンドが特徴。
2010年の後半、活動拠点をアメリカから東京へ移す。

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PRAY FOR JAPAN ‐3.11世界中が祈りはじめた日‐

2011年4月3日日曜日

春なのに

ひさしぶりにブログを書いてみる。

と書き出してみたけど。

たいしたことを書くわけでもない。ナニかを書くときに、
こういう情勢なんだから「それを書かなきゃ」という負荷が
かかってくることも承知しているけど・・・。

ともかく。ひさしぶりにブログを書いてみる。
4月2日。まだまだ肌寒いと感じる朝に聞いてた曲、
Lanu - Beautiful Trash feat. Megan Washington

フランスのドリームポップ系の音楽ブロガーが先週のブログで
掲載していた、「Lanu - More Than This (Roxy Music cover)」
ロキシーミュージックのカバーを試して、この「Lanu」ってのは
なんなんだ?と少し興味をもって調べてみた。

「Lanu」ってのはオーストラリアのディープファンクバンド、
The Bamboos のギタリスト、ランスファーガソンによるプロジェクト。
http://www.lanceferguson.com.au/

と言われてもさっぱりわからんのだけど。

彼のアルバムから1曲が、YouTubeに公開されてた。
Lanuの最新アルバム「Her 12 Faces」の1曲め、
Beautiful Trash feat. Megan Washington



「デビューアルバムがオーストラリアン・チャート1位を記録し多くの
音楽ファンを魅了した新人Megan Washingtonをフィーチャー。
Kate Nash や Lily Allenのような可憐で華やかな雰囲気をいっぱいに
放つラヴリーガールポップ。」と解説されてる曲が実に素敵。
この季節にすげえピッタシするポップソングで「いいネ」連呼。思わず
フェイスブックでファンになってしまった。

それから。も1曲。

4月1~2日。まだまだ肌寒いと感じる朝に聞いてた曲、
MADAME RECAMIER - PAM PAM PAM

めちゃめちゃカワイイやんけと少し興味をもって調べてみた。

メキシコの女性ポップシンガーで、ホントの名前は、Gina Récamierさん、
23歳。MADAME RECAMIER。

Madame Recamier というネーミングは美術方面から。「レカミエ夫人」で
知られてるフランスの画家フランソワ=パスカルジェラールの絵画。
19世紀の美術作品。と書いてみてもよくわからないけど。その絵を見たら
「あ~アレか」って感じのやつ。



昨年秋に、Carla Morrison と同じメキシコのレーベル、Cosmica Records
からアルバム「チョコレート」をリリース。
Madame Récamier - Chocolate (mp3, CD)
http://www.cdbaby.com/cd/madamerecamier/
Carla Morrison
http://music-islands.com/blog/?p=3922

この甘くてキャッチーなリード曲「PAM PAM PAM」が、メキシコのスタバで
流れまくって評判になり、その話題はiTunesを経由してアメリカにまで広まり
ました。そして。
惜しくも今年解散するメキシコのバンド「Hello Seahorse!'」のアメリカ・ファイナル
ライブツアーのオープニングアクトで参加する予定だとのこと。

と煽られつつ、彼女のほかの曲を聴いてみた。

MADAME RECAMIER- MIRA MIRA
http://www.youtube.com/watch?v=_vWc7rRsYyM
MADAME RECAMIER- ORDINARY BOY
http://www.youtube.com/watch?v=mG_8kwp2-bE

だけど。

なんだか。

イマイチだったりした。だがしかし。「パムパムパムはとても良い感じ。」って
ことを再度、盛り盛りのテンコ盛りで強調しておきたかったりもする。

とは言うものの。すでにメキシコのみならず国際的に活動の範囲を広げている
彼女の今後に期待しています。

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■春のヘビーローテンション

http://www.mixpod.com/playlist/79496916

★2011春のジュークボックス
Sara Lov - Just My Heart Talkin'
The Sweet Hurt - Things Fall Apart
MADAME RECAMIER - PAM PAM PAM
LOVE INKS - Blackeye
Acrylics - Sparrow Song
Grimes - Vanessa
NewVillager - Lighthouse
Sunshine Factory - Lower Away
Beast Make Bomb - Coney Island
Marissa Nadler - Baby, I Will Leave You In The Morning
Anna Jarvinen - Lilla Anna
Forks of Ivy - iowa
Mariee Sioux - Bundles
Wolf Ram Heart - Viewgirls
Maria Minerva - California Scheming
Fakuta - Armar y Desarmar
Austra - Lose It
Ardnaxela - Muneca Inflable
Haruko - Goodbye my Love, Goodbye
steffaloo - Just Strangers
Pacific - Unspoken

2011年3月7日月曜日

二子玉川、多摩川河川敷のバーベキュー

二子玉川、多摩川河川敷のバーベキュー

多摩川河川敷におけるバーベキューが有料に
http://www.city.kawasaki.jp/53/53tamasu/home/tamagawa/bbq.html

今年の4月から、川崎市は、
バーベキューを楽しめると人気の多摩川河川敷で問題化している
ごみ対策・騒音対策として、中州にバーベキュー広場を設置。しかも
利用者(小学生以上)からひとりあたり料金を500円徴収するそうです。
という管理体制になって、今年は電車に向かって花火を打ち上げるとか
なくなりそうですね。


■今日のヘビーローテンション
Sweet Music From Sweet Land


1920年代、写真と手紙でしか知らない相手と結婚するためミネソタの農村に
やって来た英語が全く喋れないドイツ系女性と、その夫となるアメリカ人
男性とのラブストーリー。ドイツから嫁入りするためにやって来たインジは
到着早々、移住手続書類の不備により移民局からの通達で二人の結婚が禁じ
られる。仕方なくオラフの友人や隣人フランドルセン、彼の妻ブローニーの
実家などを泊まり歩くことになったが、彼女はそこで英語を学び、アメリカの
歴史を教わる。ゆったりした日々が過ぎていく中で、やがてインジとオラフは
互いを知り合い心を通わせていくが、依然として結婚の許可は下りずにいた。
そして村人たちの嘲笑があっても二人はオープンに生活するように心がけ、
移民の垣根をとりはらおうとするが、そんなある日、隣人フランドルセンの
農場が取り上げられる事件が起こり・・・。
http://www.sweetlandmovie.com/

2011年2月24日木曜日

ReDigi

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このごろボストンで少し話題になってる新サービスに昨晩から
クラクラしています。正直なところ。

ReDigi is Coming: Get Ready to Sell Your Digital Music.
Yep, We Said It.
http://www.businesswire.com/news/home/20110217006667/en/ReDigi-Coming-Ready-Sell-Digital-Music.-Yep

この記事によると。今年の夏に、デジタル楽曲を中古販売する
画期的なマーケットプレイス、「ReDigi」がサービスインとのこと。
http://www.redigi.com/
サイトはすでに立っていて。予告が書いてあるんだけど。
その予告に書いてあるサービス内容にはビックリ。まさしく
鋭利な発想で群を抜いてる(と思う。)

サイトのコピーは、「ReDigi - Used Digital Music Store」、
つまり。中古デジタルコンテンツ(中古mp3ファイル)販売所

その説明は
「ReDigi is a place to buy and sell used digital music.
ReDigi is the world's first used digital marketplace.
ReDigi: Recycled Digital Media. 」

ずばり中古mp3を「売ります」「買います」という市場にするみたい。
世界ではじめて「デジタルコンテンツを中古扱い」して販売するところ。
デジタルメディアをリサイクルします。

というふうに考えたひとはこれまでにいなかったと思うし・・・。
なんだけど。中古mp3などこれまでなかっただけあって、
イマイチ呑みこめない。中古mp3っていったい何だろう?

たとえば、自分が購入したエニネムの楽曲データを丸ごとそこで安く
転売できるということか。「中古mp3を譲る」って・・・?

デジタルもののの転売とかコンテンツ所有権を移転させるって、
やっぱ、理解に苦しい。なんだろうな、これ。まあ売らずに他人に
無料で進呈すること自体もアカンというふうに考えるから、「反対に
有料なら成立する」って考え方なんだろうか? わかんないよ。
中古mp3っていったい何だろう?

ひとつ言えるとしたら。

すげえ前に作られた古い曲も新曲も同じ値段設定にしている方面の
再販売価格維持なあたりへ問題提起ができるんだろうとは思うけど。

でも、「中古のデジタルコンテンツ」とは果たして何のことだろか?

というわけで。夏よ、はよ来い!

■今日のヘビーローテンション

Jamie xx - Far Nearer


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2011年1月28日金曜日

viinyl - 1 song, 1URL

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久しぶりにブログ書きます。
 
 

アイスランドのネットレーベル、バッドパンダがフィーチャーしていた
イタリアの、ちょっぴり人気上昇中インディードリームポップな音楽ユニット、
Dumbo Gets Mad が使ってたんではじめて知ったんだけども。viinyl
http://dumbogetsmad.viinyl.com/

このviinyl ビーニルってウエッブは、

バンドの1曲を試聴させるために、「1曲=1URL」というスタイルで大胆に
かなりスマートで且つ短時間で、ページをセットアップできるカナダの
無料サービス。昨年ローンチ。現在はアルファ版らしく、使うのは順番待ち状態。
http://viinyl.com/

なんだけれども。申し込んでから意外と早く招待状が届いたので早速、ページを
実に適当に作ってみた。元リアルフィッシュのメンバー・・・、

矢口博康さん(ガストロノミックス)
http://gastronomics.viinyl.com/
福原まりさん、
http://pieta.viinyl.com/
戸田誠司さんのビーニル。
http://toda.viinyl.com/

mp3と、1280幅の画像をあらかじめ用意しておけば、3分以内にページが出来上がった。
後からでもいろいろ編集可。

というか、
見た目がかなりシンプルでその分インパクトがあって、曲のブランディングが簡単に
出来るというのがこのサイトの売り。曲の試聴に加えて、YouTubeかvimeoにリンク
してビデオ視聴する仕掛けになってるけど。なぜか、試聴曲とは違う曲へリンクして
しもた。他に歌詞、バイオ、プレスリリース、連絡先、リンク等追加できるように
なっていた。英語とフランス語の表示切り換えとか。でもまあ。「気に入ったら、曲を
買ってください」という目的の為のチラシのようなページです、基本は。

あっ、
「試聴曲を無料ダウンロードできる・できない」の設定やらクリエイティブコモンズ表示への
対応とかもよく見てなかったけれどもあったと思う。

and more
出来上がったのを、iPhoneからブラウズしてみたら。iPhoneでも曲が聞けました。
フラッシュな音楽プレイヤーがhtml5対応のようです。ひょっとすると。iPhone対応のサービスでないと
もはや立ち上がらない状況なのかもしれません。



■今日はモーツアルト、とくに脈絡なし。


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2010年12月30日木曜日

Best Newmusic 2010



今年、よく聞いた曲をまとめてみた。2010年もドリームポップなものを
(コクトーツシンズに影響を受けてるタイプの楽曲)性懲りもなくたく
さん聞いてたのですが。2010年のニューミュージックで注目された楽曲は
それまでよりもさらにベッドルーム系のドリームポップ楽曲が多かったような
気がします。

(自分流の)その聞き方と言うと。ソーシャル音楽ネット経由で自分で
一生懸命探すというよりもむしろ、ニューミュージック(中島みゆきとか
松山千春とはちゃいますよ)を熱心に探してる、フェイスブックの友人からの
お薦めでした。

とくにメキシコ人オススメの中南米インディーポップをたくさん聞かせて
もらいました。10年くらい前は、その界隈の音楽は、中南米→スペイン→
ヨーロッパ→日本という構図で流れてたと思うのですが、ここ数年、
中南米→米ブルックリン→アメリカ→日本みたいな流通が新たに出てきて
それをさらにショートカットした、今年の「中南米ダイレクト」という愉しみ方が
新鮮でした。なんちゅうかこれもインターネットのおかげですね。

その一方で。2010年のニューミュージックシーンは。新曲が必ずしも
「新しい曲」ではなくて、カバーだったり、リミックスだったり。「自分流」の
サウンドが注目されるケースも多かったようです。蜂鳥のホールアンドオーツ
やら、米のトロイモア、スペインのデロリーンとかね。これって。現象的には、
ソーシャルネットの有り様、例えば「いいネ!」とか「共有する」って感じに
近くて、そういう文脈で面白かったです。

あとは。イニシャルが「A」で始まる、暗いムードのシンガーソングライターに
嵌った傾向があったのと。Agnes Obel, Angus and Julia Stone, Anni Rossi,
Annie Lennox 等。ほんでから。あんまし、というか全然話題にもならなかった
けど。ニューヨークのインディーポップ「Color of Clouds」がちょうどいい感じ
だったのでわりかし頻繁に聞かせていただきました。Color of Clouds - Brother

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