2010年6月4日金曜日

電子書籍考 その参

Photobucket

グーグルの図書館をはじめ、あれこれ見始めたら、書籍として
アップされてるのは、pdfファイルが主流。pdfのビューワーに
いくつかの種類があることもなにげにわかってきた。

グーグルだと本をそのまんま現物で送るとグーグルがpdf化して
図書館のなかに掲載してくれるとのこと。

さて。さて。

「自炊」という行為も、最初はナニの話かわからなかったけど。
手持ちの本を自分なりに電子化する作業で要はスキャンして
pdf化することだとわかった。音楽で言うところのCDをmp3に
リッピングするみたいなことですね。ただ音楽を変換するのと
比べるとスキャンは相当面倒くさくて手間暇かかりそう。

まあ。もともとが現物でしか残ってない種類のもの、つまり、
テキストレベルでもパソコン処理以前の状態で電子化されてない
もんは「テキストレベルで書き写す」ような気の遠くなる行為に
走らず、スキャンして再現するのが妥当だろうって感じ。それは
わかった。

これは電子化されても歴然と見た目が本で、実際の本・書籍を
読む感覚に限りなく近づけようという努力の賜物という印象。

「古き良きものはやっぱ残さねば。」という気概。

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でも。スキャンでさえ面倒なプロセスなんだから、その過程を
踏むのはやはり図書館の蔵に積み上げられた過去の叡智つーか、
リアルに現物でしか残ってないものであって、この数年における
原稿レベルであらかじめ電子化されてたものを電子書籍として
発行する場合、あらかじめ「テキストレベルで書き写す」必要も
なくてスキャンする必要もないからpdfというフォーマットでなく
ても・・・という雰囲気はあるんでしょうか?どうなんでしょう。
アクセス集中でサービスを一時停止している電子新聞や電子書籍
配信するサービス「ビューン」はどうなってるんだろう?

ただ。実際問題。なにげに過渡期という前提だと。

自分の私物つーか個人所有してるもんで手元に電子化してキープ
しておく「自炊」もんと、新たに購入した場合の電子書籍もんの
フォーマットが違うとそれは手元でもの凄く気持ちの悪い、不便
さが出てきそう。(「ローカルに保存する・しない」「wifiでいつ
でも読めるから手元になくてもいい」という方向のハナシじゃなくて
電子化する作品の出自のハナシの限りにおいて)そんなことが妙に
気になります。ePub形式とpdfを同居させて読めるビューワーって
何かがボクはいまいちわかってない。決定打はどれだろうか。つーか
いわゆるブラウザーでオーケーってことか・・・。やっぱ。よくわか
ってない。

さらに。付録に音楽やらビデオがくっついてるような「本」だけじゃ
ない本だと上の範疇から漏れるんだろうか。テキストと写真以外の
コンテンツ。アウトローみたいな種類は。で、どうなるんだろう?

それはそれとして。

水のような音楽じゃないけど。電子書籍化されてもさも水のように
扱われる書籍もバンバン出てきそうですね。

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