フェイスブックのほうで触れたけど。
ひとつきほどまえに
藤が丘という駅でひさしぶりに堀さんに会った。
4年ほどまえに母親さんが亡くなり、
おととし、お父さんがなくなっている。
もう何年にもわたりご両親の世話をしたので
介護につかれてしまったらしい。
ひさしぶりに会った堀さんは、
喩えて言うなら、こんな風な表情だった。
きいたハナシを整理してみると・・・
母親がなくなられてしばらくして、大阪にいたお父さんが
次にボケはじめ、東京でひきとって介護生活がはじまった
んだそうだ。
その後、つきっきりの介護が到来し、仕事ができなくなり
結果的にフリーランスの彼は収入がなくなり、生活保を受けながらの
介護生活となる。
おまけに、生活保護と同時に、介護生活に疲労した彼に、
重度の鬱病が訪れる。
介護生活の内訳は、生活保護と鬱病生活の一蓮托生。
ちなみに。堀さんは50代の独身男性。
介護もたいへんそうだが、鬱病のハナシがキョーレツ
だった。
会う前に電話でハナシをしたとき、ロレツがまわって
なかった。これは、2年まえから、2年くらいにわたって
スッカリ常用している、たくさんの坑ウツ剤や睡眠薬の
せいらしい。
ロレツがまわらなくなるほど服用しているってことは、
すでに医者からは仕事ができるコンディションでは
ないと太鼓判をおされるくらいで、症状認定が生活保護を
保証しているような按配。毎月、生活保護を受けながら、
毎日、薬ガブ飲みで、毎日ずーっとボケ~っとして
るだけの生活がかれこれ丸2年くらいってことだ。
病気で入院するってのと比べてもぜんぜん意味がない
のかもしれないが、 常用している坑ウツ剤や睡眠導入薬の
せいで毎日毎日ずーっとボケ~ボケ~っとしてるのも
けっこう怖いハナシだ。
鬱病のままだと生活保護から抜け出せそうにないし。
生活保護のままだと鬱病を克服できそうもない・・・。
よくよく聞いていると、このサイクルから抜け出せ
そうにないんだから、尚更、ゾーっとした。実に怖いハナシだ。
ほんでもって、
これからも毎日同じような毎日続きそうな彼をひさしぶりに会った
だけだけど、 なんとも助けられない、助け方がよくわからない憂鬱な
自分がいる。
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